富士見二丁目北部地区第一種市街地再開発事業
(東京都千代田区)平成21年3月竣工 《飯田橋プラーノ》
全景
従前の状況
住宅棟
事務所棟
広場
(1) 事業のコンセプト
施行区域は飯田橋駅至の非常に利便性の高い場所に位置しています。駅周辺は住宅・商業・業務が共存する一方、歴史ある文化施設・教育施設も多く集中しています。 その様な中で、建物の老朽化や細街路が残る当地区では、都心型交流拠点の創出を目指し、「住み働き続けられる街」の実現を目指して進めて参りました。 1988年のまちづくり研究会の発足以降、、活発な理事会・全体活動により大企業主導ではない、組合員を中心とした「手づくりの再開発」となりました。 そして、平成21年3月に約20年の活動の成果として「飯田橋プラーノ」が完成しました。
(2) 事業の特徴
●事業の経緯
当事業は1988年(昭和63年)の地元有志による「まちづくり研究会」の発足によりスタートしました。 平成4年の準備組合設立段階では住宅とホテルを主体とした事業計画でしたが、その後の経済情勢の悪化によりホテルの出店が困難となり事業の見直しが必要となりました。 その後の事業計画の見直しにより、住宅と事務所を主体として、低層部に店舗を構成する現在の計画と同じ内容での都市計画の変更を行い、竣工まで進めることとなりました。 弊社は平成12年の都市計画の変更段階から当事業に参画し、コーディネーターとして事業の推進に努めてまいりました。
●権利変換計画
施設計画が住宅と事務所のツインタワーですが、確認申請上は一棟建物であるため、111条型権利変換を採用しています。 住宅については、組合員が権利変換及び特定分譲により取得した108戸を除く、304戸を参加組合員である野村不動産株式会社が取得し、販売しました。 事務所床は、4~8階、16~17階を組合員が権利変換及び特定分譲により取得、9~15階の7層が保留床となりましたが、公募の結果分譲が完了しています。 また、本事業で経済情勢悪化時に事業の組み立てを行ったため、組合員のリスクを回避を目的として特定業務代行制度を活用することで、保留床最終処分先を確保しました。
●施設計画
施設計画では、38階(412戸)の超高層マンションと、17階(専有面積240坪/階)の事務所ビルとのツインタワーとなっています。また、低層部には地域利便施設としてのスーパーマーケットや、飲食店等が外向き店舗として配置されています。 また、敷地周辺にはゆとりのある歩道状空地や敷地南東、南西角の空地の確保など、防災面だけでなく、近隣住民にとっても利便性・快適性の高い空間構成となっています。 【設計監理:㈱山下設計】
●管理運営計画
施設全体を統括する管理組合の元に、住宅部会と店舗・事務所部会が構成されています。管理区分を明確にし、各部会で権限をもつことでスムーズな施設運営を行い、管理組合で全体共用部分に係る事項についての判断を行います。 本事業の組合員が参加する権利者法人が管理会社として、竣工後の管理業務を管理組合から受託しています。
(3) 事業の概要
事業名
施行者
富士見二丁目北部地区市街地再開発組合
参加組合員
野村不動産㈱
所在地
千代田区富士見2-7
都市計画規制
商業地域、防火地域、高度利用地区
総事業費
約353億円
建物名称
飯田橋プラーノ
構造種別
住宅:SRC造、事務所:RCFT造、店舗:S造
階数
住宅:地下2階/地上38階 事務所:地下2階/地上17階
主要用途
住宅、事務所、店舗
敷地面積
約7,810平方メートル
建築面積
約5,000平方メートル(建ぺい率64%)
延床面積
約73,990平方メートル(容積率750%)
飯田橋プラーノ 位置図
飯田橋プラーノ 施設構成図
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